宣伝です(笑)
『情況 2016年6・7月―変革のための総合誌 ヘーゲル大論理学』(状況出版)に拙論を掲載していただきました。
タイトルは
「主観性あるいは自由の国」の「手前で」(p197~213)
です。
タイトル、ちょっと遊んでみました。分かる人には分かる、でも、分かる人つまり同業者であるヘーゲル研究者の多くは、ニヤリとするどころか、怒っちゃうんだろうなぁ。でもまぁいいや、今回、同業者は(笑)。今回の文章は、専門外の方々にも読んでいただけるようにということを意識しながら、書きました。が、あらためて読み直してみると、結果は……う~ん、イマイチ、いや、イマニ?いやいや、イマサン?(笑)。ヘーゲル研究者の性(さが)みたいなものなのかもしれないけれど、どうしても、ヘーゲル独特の用語が作りだす世界から、抜け出せていません。でも、めげません。幸いにして今年度は、あといくつかヘーゲル関係のお仕事があるので、しばらくはこういう試みを続けたいと思います。それから、このブログでも近々そういった方向での企画を開始しますので、乞う御期待。
今回のこの雑誌、私の文章はともかく、加藤尚武先生、山口祐弘先生、久保陽一先生といった日本におけるヘーゲル研究の重鎮の先生方をはじめ、大活躍中の中堅研究者たちや期待の若手研究者たちの論文が収められています。ヘーゲルの、特に論理学に関心のある方々、買っておいて損はないですよ!オススメです!
……と思ったら、Amazonでは「現在お取扱いできません」なおかつ「入荷未定」だそうです(涙)。ご関心のある方は、本屋さんや図書館でお探しください。ご足労をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いします。
見つからなかったら、中畑がなんとかする……かも(笑)。