2017年2月16日木曜日

「第十九回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記


「第十九回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記


 
211日、「第十九回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」が開催されました。

テーマは「映画はお好き?」

参加者はマスターと私を含めて13名。

今回も初参加の方々が多い、大変楽しい、また、充実した対話となりました。

応援していただいた皆さま、ご参加いただいた皆さま、心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

今回、対話冒頭から、「映画スターに恋に落ちた」、「映画とは人生」などなど、数々の名言が飛び出しました。

「映画はお好き?」という問いに対しては、参加者の皆さんのほとんどが「好き」、さらには「大好き」という方々が多数派でした。さすがにみなさん、映画をよくご覧になっていて、数々の名作や異色作(?)のタイトルが飛び交いました。

 

対話が進むにつれて……

・「映画を見る」という行為の意味

・たとえば文学作品やテレビドラマにはない、映画固有の魅力とは何か

といった問題に、皆さんの関心は集中してゆきました。

そしてある参加者の方からの

「小説がなくなってしまったら人類は滅びると思うが、映画がなくなっても人類は滅びないのではないだろうか」

という、これもまた名言でありながら鋭い問いかけによって、人類の文明や文化までもが話題となりました。もちろん、限られた時間の中で正解が得られる問題ではなく、対話終了時には参加者の皆さんの頭の中は「モヤモヤモヤモヤ……」(笑)であったことだろうと思われます。しかしむしろ、そういった終わり方こそが、哲学対話としては成功なのかもしれません。

 

そして今回の竹林茶話会は、229日かbambooにて開催される「Bambooキネマ倶楽部」とのコラボ企画でした。第一回目に取り上げられる作品は「アンタッチャブル」。そういえばこの作品、もともとはTVシリーズだったんですよね。ということは、TVドラマと映画との違い、といったことを考えるためにも、もってこいの作品なんですね。
 

 

さて、次回、第二十回「竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」は、311日に開催予定です。

テーマは

「お話、そろそろやめていただけませんか?」

何やらよくわからないテーマだと思われることでしょうが(笑)、詳細は後日!

 

 
今回ご紹介した本です。Amazonアソシエイト(アフィリエイト))

内田樹『映画の構造分析―ハリウッド映画で学べる現代思想』(文春文庫、2011年)

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