2018年6月17日日曜日

「第三十五回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記

「第三十五回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記

617日、「第三十五回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」が開催されました。
テーマは「悩み?」
参加者はマスターと私を含めて10名。
今回も、久しぶりにご参加いただいた方々、遠方からはるばるお越しいただいた方々がおられ、すっかり恒例となった「哲学探偵」のコーナーも、対話本編(笑)も、とても楽しく、有意義なものとなりました。
応援していただいた皆さま、ご参加いただいた皆さま、心よりお礼申し上げます。

今回は、常連のある参加者の方からの、
「これまで竹林茶話会で行われてきたことは『哲学』ではない」
という、ナカハタにケンカを売るような……いや、失礼、勇気あるご発言、そして、「『悩み』というものを定義する方向へ対話を進めたらどうか」というご提案を受けて、対話が展開してゆきました。これはとても画期的なことだったと思います。というのは、数ある哲学カフェ・哲学対話の中には、毎回、参加者の提案で対話のテーマを決める、というところはありますが、対話の進め方について参加者が提案をする、というところは、まずないでしょうから(笑)。
ただ、ナカハタ、その場では黙っていましたが、この「『哲学』ではない」ということについて、実はこれ、相当に大きくてやっかいな問題を含んでいる、ということもお伝えしておきます(ナカハタ、自他ともに認める「しゃべりすぎる」ファシリテーターでありながら、実は、自分の考え方を竹林の対話の場で主張するということは、ほぼ皆無だったりするんです 笑)。
まぁ、問題はいろいろとあるわけですが(そうそう、これって、ちょっと前に当ブログにUPした「竹林憲章」(試案)にもかかわっていたりするんですが……)、たとえば問題を対話の場に限ってみても、「これは『哲学』ではない」という発言をするということは、「『哲学』とはなんであるか、自分は知っている」ということを暗に主張している、ということなのであって、たとえばその場に攻撃的な(笑)参加者がいた場合、執拗な攻撃からの激しいバトルに展開してしまう怖れがあります(しかもほぼ間違いなく延々と平行線のこう着状態^^;)。
まぁまぁ、そういうことにならないように場の安全を確保する、というのもファシリテーターの仕事の一つなので、いざとなったらそれなりに対応する覚悟も常に出来てはいるのですが……実は今回、この件とは別に「ヒヤヒヤ」する要因がありまして、で、このご発言がなされた際には、さらに「ヒヤヒヤ」、心霊話とか肝試しとか本格的シーズンにはまだちょっと早いですが、すっかり「ヒヤヒヤ体験」を先取りさせていただきました。というわけで某常連さん、本当にありがとうございました(笑)。
おっと、ついでに真面目な話を少し。くり返しになりますが、こういう問題って、実にやっかいなんですねぇ。でもまぁ、そろそろ、こういう問題にも立ち向かって行きましょうか。竹林茶話会も、もうじき4年目を迎えることですし。

さてさてさて、次回、「第三十六回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」、通常通り第二土曜日の714日に開催予定です。
テーマは「美意識。」
今回、いつもいつも仕事の早い我らがマスターが、いつもよりさらにさらに早い仕事をしてくださり、FBではすでにイベントページが立ち上がっております!
https://www.facebook.com/events/213583742788221/
どうぞお楽しみに!

今回ご紹介した本です。
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太宰治「トカトントン」(青空文庫、他)



             (by the master of the bar bamboo


おまけ(笑)。

                   (by 哲学探偵事務所所長)