2017年12月27日水曜日

竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~ 第三十回開催情報

竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~ 第三十回開催情報

「竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~」の開催情報をこちらでお知らせします。

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フェイスブック・イベントページ 
https://www.facebook.com/events/378007232639886/
フェイスブック・コミュニティ 
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竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~ 
第三十回 テーマ 「なぜ?」
開催日時 2018113日(土) 17:00頃〜(19:30頃までを予定)
開催場所 bar bamboo http://bar-bamboo.com/(地図等ご参照下さい)
主催者メールアドレス chikurinsawakai@yahoo.co.jp
料金 1000円(1drink付き)
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「竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~」、2018年一発目、そして、記念すべき第三十回目のテーマは……

「なぜ?」

です。

「なぜ?」という言葉、普段、私たちはどれほどその意味や用法を意識して使っているでしょうか?
この言葉、本来は「理由」や「原因」を問う言葉であるはず。
ですが、私たちは普段、ただたんに「反語的」な表現として、つまり……

例1
(表現)「なぜこんなことが起るのか?」
→(実際の想い)「こんなことが起って良いはずがない!」

例2
(表現)「なぜナカハタはこんなにダメなヤツなのか?」
→(実際の想い)「この世にナカハタのようなダメなヤツの存在が許されてはならない!」

といったかたちで、自分の中で、あるいは、世の中(いや、正確には、それぞれの「自分」が「世の中」だと思いこんでいるものが……いやいや、めんどくさいですね、やめときましょう^^;)において、「大前提」だとか「あたり前」だとかされているものを「確認」して、その上でついでに「何か」(たとえば「例1」では「起ってしまった出来事」やその出来事を起こしてしまった「事情」、「人物」etc)を、あるいは、「誰か」(たとえば「例2」では「ナカハタ」)を、批判・非難するために使われたりしていないでしょうか。

……長くなりましたね^^;
今回の竹林茶話会では、「なぜ?」という言葉の使い方・使われ方にあらためて注目、この言葉の持つ力について、考えてみたいと思います。
そのために、今回は対話の仕方という面でも、ちょっと実験的なことをしてみたいと想っているのですが……おっと、そのあたりは当日までのお楽しみ、ということで(笑)。

ところで今回も、我らがマスターが、仕事の遅いナカハタに業を煮やし、FBにて素敵な告知文をUPしてくださいましたので、ご紹介します。

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「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか?」
「なぜ宇宙があるのか?
「なぜ世界があるのか?
「なぜ無ではないのか?」

「なぜ在るのか」と「何が在るのか」
「なぜ何かがあるのか」

「なぜ何もなかったのでなく、ビッグバンがあったのか」
「なぜ何もなかったのではなく、量子力学の法則にしたがって揺らぐような真空があったのか」
「なぜ何もなかったのではなく、神様がいたのか」
「なぜ何もないのではなく、永遠に続く宇宙があるのか」
「なぜ世界はこのようになっているのか」

もう……すべてが夢であった方が楽かもね。
おっと、夢にあたる何かの存在を認めないといけない……
なので昭和の夫婦漫才で一服を!

三球「……しかし、地下鉄の電車をどっから入れたんでしょうねぇ。それ考えると一晩中眠れなくなるの」
照代「あら、あなたも面白いこと言うわね」

哲学って、意外とあなたの身近にあったりして、
今回も多くの方々のご参加をお待ちしております!
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まったく……「なぜ?」毎度毎度ナカハタはこんなにも仕事が遅いのでしょうねぇ?
それを考えると、我ながら、夜も眠れません。
夜、眠れないので、昼間、眠ってますよ、アッハハハハ!(笑)
……。
……。
……う、う、嘘ですよっ、もちろんっ!?^^;
今回も、もちろんナカハタも、多くの方々のご参加をお待ちしております!


                       (by the master of the bar bamboo)

2017年12月16日土曜日

「第二十九回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記

「第二十九回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記

129日、「第二十九回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」が開催されました。
テーマは「人間らしさ……」
参加者はマスターと私を含めて14名。
今回も、初めてご参加いただいた方々、久しぶりにご参加いただいた方々がおられました。
応援していただいた皆さま、ご参加いただいた皆さま、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。

さて今回のテーマですが……。
「人間」について考えることは哲学の伝統において最も重要な課題の一つであり、哲学の歴史のかなり早い段階から語り方の「王道」といったものも確立されてゆきました。しかしながら、現実の人間そのもののあり方が変わってゆくにつれて、この課題にはさまざまな立場から取り組みが必要となってきて、現代にいたっては安易に語ることさえ許されなくなっている……少なくとも私にはそのように想えます。しかし、だからこそ、そういった課題について考えるためにこそ、さまざまな立場の人たちによっておこなわれる「対話」という手段が有効なのではないか……そういった想いもあり、今回はこのテーマとさせていただいたのでした(後出しジャンケンみたいで、ごめんなさいごめんなさい……)。

それからそれから、前回までの「対話についての対話」を経て、今回はちょっと想うところがあり、あえて冒頭での「ルール説明」()はいたしませんでした。また、対話の最後に、これまでにはしたことのなかった質問を皆様にさせていただきました。実はそういった新しい試みも随所に(?)見られた今回の竹林茶話会だったわけですが、ご参加いただいた皆さま、いかがでしたでしょうか?

さてさてさて、次回、2018年第一回目にして通算第三十回目となる「第三十回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」は、いつものように第二土曜日の113日に開催予定です。
テーマはまだ決まっておりませんので、何かご希望がございましたらお知らせくだされば幸いです。
皆さま、どうぞお楽しみに!


今回ご紹介した本です。(Amazonアソシエイト(アフィリエイト))
上田紀行『人間らしさ』 (中山元訳、2015年、角川新書)

                   (by the master of the bar bamboo