2016年11月19日土曜日

イメージ編「第十六回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo開催後記」


世界の頂点に登りつめてなお、言葉の不自由さから逃れられない男。

武骨な荒々しい手によって、暴力的に言葉を奪われる女性。

 

今回、マスターが多忙であったため数は少ないですが、

それでも、今回のテーマにインスパイアされたマスター独自の感性が、雄弁に語られています。
 
 

 

2016年11月14日月曜日

「第十六回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記


「第十六回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記



1112日、「第十六回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」が開催されました。

テーマは「言いたいこと、言えてますか?」

 参加者はマスターと私を含めて14名。理想的な人数、そして、今回も初参加の方々がおられ、充実した時間となりました。

応援していただいた皆さま、ご参加いただいた皆さま、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


さて今回、対話の内容はさて置き(笑)、二つ、新しい手法を導入してみました。

一つは、対話に先立ち、参加者の皆さんに私から質問をさせていただき、それに対する回答を紙に書いていただく(5分ほど時間をとりました)、そしてその後、順番に回答を読み上げていただく、という方法です。
実はこれ、私がこれまで参加させていただいた哲学カフェや哲学対話で学ばせていただいた方法なのです(特に、「対話の実験室@公--転」の佐野さん、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます!)

結果として、参加者の方々の自発的な発言を待つという仕方よりも、参加者の間に「対話に参加している」という意識が強くなったように感じられました。また、他の参加者の発言を文字を追いながら聞けるため、参加者間での質問などもしやすかったようにも感じられました。

そして二つ目。私としては、どちらかというと、こちらの方に「秘密兵器」的な期待を込めていたのですが……
それは、三種類のカードの導入でした。
そして、三種類のカードとは……

「そろそろ……」
 
「ちょっと……」

「???」

あらかじめ申し上げておきます。この方法は、やはり哲学カフェ・哲学対話主催者の、私にとってはもはや盟友も呼ぶべき(ちょっと失礼かもしれませんね、一応ここで謝っておきます、ミツルさん、ごめんなさいごめんなさい^^;)、「対話学舎えんたらいふ」の齊藤ミツルさんの方法を参考にさせていただきました。

え~っ、齊藤さんの方法を参考にさせていただいた、と申しましても、実質的にはまったく違う方法となっておりまして……とはいうものの、ここで齊藤さんの方法を勝手にご紹介するのは少し気が引けますので、私がこれらのカードをどのように使ったか、ということだけを報告させていただくことにしますが、

今回、私は参加者の方々全員に、この三種類のカードをお配りしました!(すごいでしょ、ミツルさん!? 笑)

で、どういう使い方をしたかと申しますと……

「そろそろ……」カード
ある参加者の発言が「長い」と感じた時に、他の参加者は自由にこのカードを掲げることが出来る。このカードが提示された際には、発言中の参加者は発言の途中であっても発言を中断しなければならない。

「ちょっと……」カード
「人の話はちゃんと聞く」を基本ルールの一つとしている竹林茶話会ではあるが、ある参加者の発言の途中、発言をさえぎってでも意見を言わなければ気がすまないという気持ちになった参加者は、このカードを提示すれば、他の参加者の発言途中であっても発言することができる(もともとの発言者の発言をどのタイミングでさえぎるかは、主催者権限で決定させていただきますです、ハイ)。

「???」
ある参加者の発言が、あまりにも意味不明・理解不能だと感じられた際には、発言の途中であっても、他の参加者はこのカードを提示することができる(このカードの意味するところは……説明不要かと、ハイ)。発言中にこのカードを提示された参加者は、大いに頭を冷やさなければならない。

(どうですどうです!?すごいでしょすごいでしょ!?ミツルさん!? 笑)


ここで、二つのことをくれぐれもお断りしておきます。

一つ目。先ほどご紹介した齊藤ミツルさんが主催なさっている哲学対話では「そろそろ……」カードは存在しますが、使われ方はまったく異なります。そちらでどのような使われ方がされているのか興味のある方は、ぜひとも「対話学舎えんたらいふ」さんのイベントにご参加ください。

二つ目。これらのカードの使用は、あくまでも「発言者への愛」を大前提としてのみ使用が許可される、ということです(笑)。

この二つ目、実は今回のテーマである「言いたいこと、言えてますか?」ということと関係があったりします。というのは、実は「言いたいことが言えなかった」と後悔する機会が多いのは、実は、比較的頻繁に発言をしてくださる参加者の方、しかも、他の参加者の方々に理解してもらいやすいようにと気を使って発言をしてくださる参加者の方なのではないかと、これまで主催者・ファシリテーターの経験の中で私が感じてきたことであり、解決しなければならない問題の一つであると想っているからです。

対話の場は、個人の意見発表の場ではありません。参加者の一人一人が、まとまった、わかりやすい話をしなければいけないなどということは、決してないのです。むしろ、荒削りでも不完全であってもいい、一つの発言をきっかけとして言葉のやりとりが広がってゆく、それが対話の場であると、私は考えます。

そういったわけで、発言の際の参加者の方々の心的負担を少しでも減らすべく考案したこの方法なのですが、さて、成果は……まぁ、あまり誇張した報告は控えますが(笑)、ただ、このカードを使用しつつ、参加者の方々の間でいくつかの楽しそうな場面があったこと、今回、私にとっての大きな喜びでした。

 
さて、次回、1第十七回「竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」は、1210日に開催予定です。

現在、テーマはまだ決まっておりませんので、「こんなテーマで対話がしてみたい」といったご希望のある方は、ぜひぜひお知らせください!

次回、どんなテーマで、どんな対話となるのでしょうか?

次回もたくさんの方々のご参加を、お待ちしております!


(……と、いつもならここで、あくまでも、どこまでも、さわやかにさわやかに終わる「開催後記」なのですが、今回、実は主催者・ファシリテーターとして、中畑、ちょっと想うところがございました。はい、かな~り、毒を含んでおりま(笑)。ということで、このことについては別件ということで、いずれこのブログで発表させていただきたいと思います。)

 
今回はご紹介した本です。Amazonアソシエイト(アフィリエイト))
山田ズーニー『あなたの話はなぜ「通じない」のか』(2006年、ちくま文庫)
http://amzn.to/2fR7Bkx
 

2016年10月18日火曜日

竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~ 第十六回開催情報


竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~ 第十六回開催情報


「竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~」の開催情報をこちらでお知らせします。

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フェイスブック・イベントページ 
https://www.facebook.com/events/1595192780785769/?notif_t=plan_admin_added&notif_id=1476423316831646

 フェイスブック・コミュニティ 

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竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~ 

第十六回 テーマ 「言いたいこと、言えてますか?」

開催日時 201611月12日(土) 17:00頃〜(19:30頃までを予定)

開催場所 Bar bamboo http://bar-bamboo.com/(地図等ご参照下さい)

主催者メールアドレス chikurinsawakai@yahoo.co.jp

料金 1000円(1drink付き)


基本ルール

1 人の話はちゃんと聞く

2 「人それぞれ」は禁止

3 「偉い人」には頼らない

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「竹林茶話会 ~哲学Cafe@柏bamboo~」、第十六回目のテーマは……

 

「言いたいこと、言えてますか?」

 

です。

 
竹林茶話会には、おかげさまで、毎回とてもとても魅力的な方々が参加してくださっています。

積極的に発言してくださる方、一生懸命にメモをとる方、目をつぶってひたすら対話に耳を傾けている方……参加の仕方は、さまざまです。

参加の仕方に、良いも悪いもない、正しいも間違っているもない、私はそう想っています。

ですが、発言をなさらない方々、もしもなにか言いたいことがあるのに、なんらかの理由や事情によって発言ができないのだとしたら、ちょっともったいないですよね?

それから、積極的に発言してくださる方々、多くの発言の中で、あるいは、多少時間をかけてのお話の中で、言いたいことが本当に言えているのでしょうか?もしかしたら、自分の発する言葉の中で、自分が言いたいことを見失ってしまったりとか、してませんか?

さて、今回の竹林茶話会では、「なぜ言いたいことが言えないのか」、「言いたいことが本当に言えているのか」、といったことについての対話にくわえて、どうすれば言いたいことが言えるのか、対話の仕方をめぐって、ちょっとした「実験」をしてみたいと想います。竹林茶話会初の試みです。実は中畑、ちょっとはりきっていたりします(笑)。ちょっとした小道具なんかも登場するかもしれません。乞う御期待!

そしてそして、今回も我らがマスターが、フライヤーのみならず素晴しい文章も書いてくれましたので、掲載いたします。

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日々は一期一会。

あなたが今、安易に放ったその言葉が、

その人に届けた人生最後の言葉になるかも。

 
言いたいことは生きているうちに、

行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい。

 

今回も多くの方々のご参加を、お待ちしております!
 
 
                                                         (by the master of the bar bamboo)

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そしてもちろん、主催者中畑も……

 
今回も多くの方々のご参加を、お待ちしております!(笑)
 
 

2016年10月12日水曜日

番外編改めイメージ編!「第十五回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo開催後記」


今回も、我らがbambooのマスターが様々に表現してくれた、テーマのイメージをご覧ください!






 
 

2016年10月11日火曜日

「第十五回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記


「第十五回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」開催後記


 
108日、「第十五回 竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」が開催されました。

テーマは「どんな『欲』がありますか?」

参加者はマスターと私を含めて12名。今回は常連の参加者の方々が多く(そしてそれ以外の方々も、ほぼ常連確定 笑)、お互いに気心が知れているがゆえの、楽しくも真剣な対話となりました。

応援していただいた皆さま、ご参加いただいた皆さま、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


今回の対話は、「間違った欲」あるいは「望ましくない欲」といった話題から始まり、そもそも人はなぜ欲を抱くのか、それも、時としてバカバカしいとしか思えないような欲を抱くのか、といった方向に対話が展開しました。たとえば……

・平和な状態と戦争の状態では、抱かれる欲が違うのではないか。

・バカバカしいとしか思えないような欲を人が抱くのは、「生きてゆける」ことが保障されている状況において、ではないのか。

・人が欲を抱く原因を、本能やDNA(が生き残るため)といった次元には求めない方が良いのではないか。

といった論点について盛り上がりました(途中、中畑が、学問としての哲学における「欲求」と「欲望」の違いについて、説明させていただきましたが……対話の盛り上がりにはほとんど影響せず、むしろ参加者の皆さまを混乱させてしまったようです、ごめんなさいごめんなさい)。


さらに後半においては話題のスケールが広がり、個人を超えたものと「欲」との関係について、たとえば正しいとされる世の中のあり方を誰が「欲している」のかといったことについて、さらには、私たちはどのようなあり方の世の中を「欲するべき」なのかといったことについて、対話は展開してゆきました(これ、実は中畑の最近の関心と関連する話題でありまして……もしかしたら、意図せずに対話を誘導してしまったかもしれません。対話終了後、「今回は難しかった」という声も聞かれましたが……だとすれば、それは中畑のせいかもしれません、ごめんなさいごめんなさい)。

そして、「欲するべき」ということと関連して、「人を外に向かわせる欲」と「人を内に閉じ込めさせる欲」との対比という観点から欲について、そして人は欲にどのように向き合うべきなのかといったことについて対話が盛り上がったところで時間となりました。


ところで冒頭でもお伝えしたように、今回は常連の参加者の方々が多く、それゆえの「良いところ」がたくさんありました。が、しかし……それゆえの「良くないところ」も、残念ながら、あったわけでして……(笑)。

ということで(?)次回、1110日に開催予定の第十六回「竹林茶話会 哲学cafe@柏bamboo」では、そういった「良くないところ」を手がかりとして、中畑、いつもとはちょっと違った対話の場にしようと悪だくみを……ではなくて、いろいろと思案をしております(笑)。

テーマは……

「言いたいこと、言えてますか?」

さてさて、「いつもとはちょっと違った対話」とは、いったい、どのような対話なのでしょうか!?乞う御期待!!(笑)

 

今回はご紹介した本です。今回は二冊でした!(笑)

いずれの作品もご紹介した版の他にもいくつかの翻訳版が出版されていますので、ご自分にとって読みやすい翻訳版を選んでお読みになっても良いかもしれません。
Amazonアソシエイト(アフィリエイト))

T・ウィリアムズ『欲望という名の電車』(小田島雄志訳、新潮文庫、1988年)
http://amzn.to/2enWRKc
 
F・S・フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』 (野崎孝訳、新潮文庫、1989年)

 
そしてさらに(笑)、今回、対話の後半開始時に紹介した落語「天狗裁き」については、以前当ブログに掲載した以下の文章をお読みいただければ幸いです。